不動産のための地銀・信金活用ガイド

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レバレッジ

      2016/03/21

800px-Palanca-ejemplo自己資金を効率的に運用する仕組みは「レバレッジ」と呼ばれます。「梃子(テコ)」を意味する英語です。

それでは、簡単にレバレッジの仕組みを説明します。

いま、利回り10%、1000万円のアパートを購入することにします。諸費用や利子は、この際無視しましょう。

Aさんは全額現金で購入しました。毎年100万円の家賃収入(キャッシュフロー)があり、10年経つと最初に投資した1000万円を回収したことになります。投資利回りもキッカリ10%となります。

Bさんは自己資金200万円を投入し、残りの800万円を20年返済で融資を受けました。
利子がゼロと考えれば、1年の返済額は40万円です。一方、家賃収入が100万円ありますので、差引60万円が、Bさんの1年間に得られるキャッシュフローとなります。最初に投資した200万円は、200万円÷60万円=約3.3年で回収。投資利回りは、30%です。

Bさんも仮に1000万円の現金があったとすれば、同じような投資をあと4件、合計5件投資すると、毎年のキャッシュフローは60万円×5=300万円です。融資を利用しないAさんに比べて約3倍のキャッシュフローが得られたことになります。

これが、融資を利用したレバレッジの効果となります。


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