両建預金
2016/03/21
銀行などの金融機関が貸付の条件として預け入れさせる預金のことです。
例えば、1000万円の融資を出す代わりに、500万円の定期預金を要求されたとします。
本来、借り入れは500万円で済んだはずですが、銀行にとっては貸出残高が増えて金利収入が増えます。借入る側にとっては金利負担が増えるとともに、500万円に対する流動性のリスクを負うことになります。
このような預金は「不公正な取引方法」とみなされ事実上禁止されています。
ところで、1億円の融資を出す条件として100万円の定期預金を要求されたとします。
これも両建預金と捉えることも可能ですが、別の意味を持つ場合もあります。
実質金利という考え方をもとに別の機会に説明を試みたいと思います。
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