金融機関の種類
2016/03/21
いろいろな金融機関がありますが、一般に不動産に融資を出すのは銀行や信用金庫です。
銀行には業態によって、信託銀行、普通銀行、インターネット銀行などがあります。
インターネット銀行は住宅ローンを除き、不動産への融資はしていません。信託銀行も不動産への融資はしますが、普通銀行で融資を受けるのが普通です。
普通銀行は規模によって、都市銀行(メガバンク)、地方銀行(地銀)、第二地方銀行(第二地銀、旧相互銀行)に分類されます。都市銀行にも、個人や小規模な法人へ事業性の不動産取得に対する融資を積極的に行うところもありますが、一般には消極的です。一方、地銀や第二地銀は、条件さえ整えば、不動産に対する融資は積極的です。
信用金庫(信金:しんきん)は地元密着の金融機関で、不動産の取得に対する融資は積極的です。信用金庫より規模が小さい信用共同組合(信用組合、信組:しんくみ)でも不動産への融資は行います。ただし、金利は若干高めに設定されることが多いようです。信金や信組の場合、営業エリアが狭いため、物件の所在場所が限られてしまうという欠点があります。
この他、日本政策金融公庫や商工中金でも不動産への融資を行います。特に日本政策金融公庫は、物件の購入以外でも修繕などの工事費用にも融資しますので、不動産賃貸業にとって欠かすことのできない金融機関です。