担保評価の仕方
2016/03/21
融資の金額は、原則的に、銀行で独自に計算した担保評価額までとなります。
担保評価の仕方には、積算評価と収益還元評価の二種類があります。
積算評価とは、単純に言えば、土地の価格と建物の価格を足したものです。
収益還元評価は、物件がどれだけ稼ぐ力があるかを示した価格です。
期待される利回りで年間家賃収入を割れば算出されます。
例えば、年間家賃収入500万円の物件の期待利回りが10%であれば、
500万 ÷ 0.1=5000万円
となります。
仮に市場で売却すれば、それを下回る価格となる可能性が高いので、この価格に掛け目とよばれる、安全係数をかけて融資可能額を算出します。通常、掛け目は7割~8割です。すると、先ほどの5000万円の物件は、3500万円~4000万円の融資が可能ということになります。