融資の条件として定期預金を要求されたら②
2016/03/21
前の記事の続きです。
1億円の融資に対して100万円の定期預金を預けても、実質金利は元の金利と変わりがありません。
銀行が、このような要求を行った意図は以下のように推測できます。
①担当者に定期預金のノルマがあった。
現在のような低金利の場合、定期預金の額が担当者の成績を左右することはないと思われます。しかしながら、信金や信組の場合、規模が小さいため、融資のためのお金の仕入れ、すなわち預金の獲得に重要な意味をもつ場合があります。
②担当者が次の融資獲得を目論んでいる
おそらくこれが本命と思われます。次回融資の際、少しでも取引があった方が審査では有利に働きます。担当者がやり易いよう、布石を打ったとみるのが妥当です。
このような場合は、進んで定期預金に応じるのが得策と思われます。