不動産のための地銀・信金活用ガイド

地方銀行や信用金庫の融資を活用して不動産投資を成功させましょう

物件は自宅の周辺で購入するのがベスト

   

不動産投資にはいろいろなスタイルがありますので、必ずしも自宅周辺で物件を購入する必要はありません。高利回りの物件を購入するため、地方に投資するのもありです。また、自然災害のリスクを避けるため、札幌、仙台、福岡など地方中核都市の物件を分散して購入するのも良いでしょう。でも、地銀や信金で融資を受けるなら、自宅周辺で購入するのがベストです。

100戦無敗の不動産投資術 元アイドルが独学で数十億の資産を築いた秘密の著者、沢田富美子さんは元アイドルで不動産投資家。港区を中心に一等地に商業ビルを複数所有しています。彼女の自宅がどこかはわかりませんが、「散歩をして自分の得意な投資エリアのマップを頭に刻んでおく」という極意が書いてありますので、おそらく自宅のある都心3区( 千代田区、中央区、港区)周辺で集中して投資していることでしょう。

ソプラノ大家さん流アパート投資のヒミツの著者、菅原久美子さんは秋田市在住の声楽家で不動産投資家でもあります。秋田市内の物件のみで賃貸業を運営しています。自身でリフォーム工事を手掛けるなど、自宅周辺への投資のメリットを存分に生かしているようです。

お二人とも融資を活用しています。数十億の資産を持つ沢田さんは、さすがにメガバンクが取引先だと思われますが、菅原さんは、日本政策金融公庫と地元の地銀を利用しています。




銀行には営業エリアがあります

銀行には営業エリアがあります。地方銀行の場合、基本的に日本全国で営業は可能ですが、本社がある県内、支店がある県内が主な営業エリアになります。特に融資をする物件の所在地が、その営業エリア内にあることが重要になります。これは、融資した後、債権者である銀行が定期的に物件を確認するためです。例えば沖縄の銀行が札幌の物件に融資した場合、物件の確認に経費がかかってしまうため、通常そのような融資は行いません。

信用金庫は金融庁に承認されたエリアの範囲内でのみ営業ができます。融資ができるのは、その営業エリアに住む個人またはそこに本店や営業所のある法人となります。営業エリア外の物件にも融資は可能ですが、遠方の物件には融資しません。例えば、神奈川県を営業エリアにする信用金庫は都内の物件には融資しますが、栃木県の物件には特段の理由がない限り融資を行いません。

信用金庫のエリアは、「金庫の概要」というページで確認することができます。例えば城南信用金庫の場合、「城南信用金庫の概要」というページに記載があり、営業地域は【東京都全域、神奈川県川崎市、横浜市、相模原市、大和市、厚木市、海老名市、座間市、藤沢市、伊勢原市、綾瀬市、平塚市、秦野市、茅ヶ崎市、鎌倉市、高座郡、愛甲郡】であることが確認できます。

自宅周辺で物件を購入する利点

銀行に営業エリアがあることから、地銀・信金で融資を受ける場合は自宅周辺が良いのです。もちろん、普段生活しているエリアであれば、その地域の変化を敏感に感じることができますし、何かあった場合、物件にすぐ駆けつけられるという利点もあります。

ちなみにプロスペリの物件は、自宅から徒歩30分圏内に集中しています。メインバンクには徒歩5分、自転車であれば15分以内にすべての物件と取引のある銀行に到着します。副業として賃貸業を営んでいますので、何事も時間節約になり非常に便利です。



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